わたしの職場について
現在配属されているのは生産技術部です。生産本部に所属する部署で、新規生産設備の企画・設計・評価や、安全性向上が主な仕事です。新規設備導入だけではなく試作段階での良品条件の確立や、既存設備の改善など、幅広い経験を積むことができます。ものづくりをする生産設備に触れることが多く、収益に直結する業務で責任感を感じられる部署でもあります。
また、直近ではカーボンニュートラル達成に向けて、再生エネルギー活用によるCO2排出量の削減活動等を推し進め、目標達成できるよう活動に取組んでいます。
わたしの仕事について
生産技術部の生準グループに所属する私は、自動車内装用合成皮革シートのパーフォレーション(穴あけ)加工機の新規設備導入・導入後の生産性向上業務等を担当してきました。
新規設備導入の際は、機械メーカー・施工業者と何度も打合せを重ね、1年かけて導入を完了させました。最初の製品が生産設備から出てきた時の達成感と感動は、今でも忘れられません。現在は、同機の加工速度向上を狙い、現状と速度向上後の設備稼働の挙動をまず机上でシミュレーションして、その後、検証と評価を繰り返し実施しました。
その結果、加工速度15%向上を達成することができました。機械メーカーや工場製造部門の協力をもらいながら活動を進めました。
わたしのパワーフレーズ
自分の意志を込めた設備づくりを
私が配属されて間もない時期。分からないことばかりで、打合せで飛び交う単語から理解していくような状況でした。しかし、先輩と仕事を進めていく中で、「何か一つでいいから、自分の意志を反映させた設備改善・設備導入を目指そう」と言われたことがすごく心に残っています。当時は、知識も未熟なため、様々な立場からの意見を整理することが難しく、なかなかその言葉を実行に移すことができませんでした。
今年で7年目となり、少しずつ実行に移すことができるようになり、その言葉が持っている意味を理解できるようになってきました。自分の意志を反映させるということは、その設備をよく知っていて、どのような使い方をしているか、何が求められているのかを正しく理解していなければ、実行できないもの。今後もこの言葉を胸にいろいろな業務に取り組んでいきたいと思っています。
就活生へ向けてメッセージ
共和レザーの設備づくりは、今まで先輩方が培ってきたベースがあり、成り立っています。そこに自分の意志をのせて、新たな設備づくりをすることは容易ではありません。
ただ、変化・進化していかなければ競争に取り残される危機感も感じます。新しい技術・機能が発達する今、それらを取り込むことも設備づくりの進化に繋がると考えますので、日々試行錯誤を重ね、このパワーフレーズを胸に挑戦していきたいと思います。